さて、暇なときにこの映画を見て・・・どう語ろうか・・・ちゃどさんのレビューを見て見る事にしたのだが・・・
エレファント 考察レビュー:
10点中8点 
この映画を傑作と呼ぶ私は、奇人か変人か。もはや、映画として語るしかないだろう。この映画の監督、ガス・ヴァン・サント。それは、
LAST DAYS の監督である。
あのアメリカで起こったコロンバイン高校銃撃事件をモチーフにした映画である。私自身は、ニュースでその事件を知っただけだが、その当時、この事件が凄惨な事件であったことを知る人も多いだろう。
何と言えば良いのか・・・この監督の映画の撮り方には「日常」の中に介在する「非日常」(現実、非現実と呼んでもいいだろう)がある。それをどう捉えるかは、見る人によるだろうが、何とも言えない効果を生み出している。
例えば、なんでも無い普通の人、むしろ何故この映画に存在するのか?と疑問を投げかけたくなる人が、名称と伴に描かれているのだ。それが、「日常」であり、また、映画における「非日常」でもある。
彼らがすれ違う人(仲間)、会話、音・・・その全てが効果を生み出している。また、視覚にも注意する必要がある。ある一人の女の子の視点には、モヤがかかっている場面がある。彼女にとっての「日常」と「非日常」はまた違う。つまり、この撮り方(見せ方)には、生きる人間の「生存理由」のようなある一種の独特の雰囲気を産み出している。
それがもたらすモノは、限りなく「生」なのである。それを搾取するモノ、それが、「銃」であり「死」でもある。
そして、最後の場面の対比、それは、冷凍室・・・肉の塊と人間。それが、意味するものはもはや語る必要もないだろう。
生と死、日常と非日常・・・対比と対比・・・
この映画で私が語ることは「映画」という一つの枠でしか語ることが出来ない。何をどう考えるかは、人それぞれだろう。むしろそこを私は語りたくない。当たり前の「日常」における「非日常」を現実として捉え、向き合うのか。それとも、全て無かったことにするのか、それは、あなた次第であろう。そういう意図を持って作ってるのではないか?私は、この監督に賛辞を送りたい。


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