平和とは何か。人間とは何か。
ホテル・ルワンダ レビュー:
10点中8点 
1994年当時、世界中でほとんど報道されることがなかったフツ族によるツチ族のルワンダ大虐殺を題材にしたノンフイクション映画である。
この映画を映画として語るのならば、この映画はそのメッセージ性を上手に発していると思う。但し、エンターテイメントとしての映画として観た時は、少々、緊迫感が足りないかもしれない。それでも、この映画が私に衝撃と改心を与えてくれたのは、この映画がそれだけのメッセージがあるからだと思う。実に素晴らしいと思う。
「世界の人々はあの映像を見て──“怖いね”と言うだけでディナーを続ける。」
私に、この言葉が突き刺さるように、我々日本人はこの映画を観て、何かを考えなければならないだろう。薄っぺらい平和論だったり同情なんて要らない。ただ、手を差し延べようとする気持ちが大事なんだ。私はそう思う。
世界中の各地で起こる民族紛争。其処には、人種や宗教など多くの問題があるのだろうが、根本にあるのは「人間」が招いた悲劇に他ならない。先進国が植民地にし適当に独立を認めた事が一つの原因だったりするように、人という存在は今も昔も愚かな生き物でしかない。それでも、人は改心する事が出来るのだから、歴史を知り、繰り返してはならないだろう。
ぜひ、この映画を観て何かを考えて欲しい。特に、平和ボケしている日本人は、12、3年前にこういう事件があったことを知るべきだろう。無関心は最大の悪である。


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