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今日、実家に帰るので、二週間程ブログお休みします。

ノルウェイの森 レビュー:10点中9点+

著者:村上春樹
あらすじ:暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルグ空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの「ノルウェイの森」が流れ出した。僕は一九六九年、もうすぐ二十歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長篇小説。(上巻、裏表紙引用)


――何故なら直子は僕のことを愛してさえいなかったからだ。

衝撃的な始まりの言葉は、終わりであり始まりを示唆していた。この小説の喪失と再生はそこに存在する全ての事象でしかない。私は思う、恋愛というものをえがく時、本当の意味での真実をえがききるには、そこにある事象をありのまま伝えることではないのかと・・・

そういう考えに到ったとき、これ程、素晴らしい恋愛小説はないのではないだろうかと思う。この小説は、少し歪んだ、ある意味「歪」である一面が存在する。それが嫌いな人には相対せない物語であるかもしれないが、「人」というものの存在は必ずしも「歪」ではないと言い切れない。だからこそ、この物語は何かを人の心に訴える力がある。

この物語では「生」と「死」が重要な意味を持っている。そして、それは同時に「別れ」「喪失」である。「再生」とはそこから生じるものであり、それと同時に、「弱さ」という人のあるべき姿がこの小説でえがかれている。それをこの著者は巧みにえがききっていると思う。人によって感じ方は違うだろうが、きっと何かを考えさせてくれる小説である。私は、素直に素晴らしいと思う。

また、5年後ぐらいに読み返したいと思う。その時代、時代で必ず新たな発見があるだろう。記憶が曖昧になっていくように・・・彼女の事を思い出すのに時間がかかるように・・・

        






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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学



















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